【JAPAN ART BRIDGE】
HUMAN AWESOME ERROR 展「Super Cell – n/f Pink Noise」
S2区画「Gallery of Manseibashi Station」
12/16(土)~5/6(月・祝)
乳がんに直面したHAEメンバーの福原志保が、自身のがんを認識していく過程から、そもそもがんとは何なのか探り、全ての人間が毎日のように生成しているがん細胞のしくみを理解しながら、アクセス方法をオープンソースするための活動である。福原は、がん治療の過程を「がん細胞との共生」と考えた。自身に内包された細胞のエラーとしてのがん細胞に対して想像を膨らませることで、がん細胞を客体化した。手術で切り出されるまで、その細部を見ることができないがん細胞と術後に「対面」したことで、身体から剥がされた一部に自分の感覚が乗り移り、主体と客体がひっくり返る回路が開かれたような不思議な感覚を得たと言う。がん治療の過程で見えてきた、患者としての不安感、細胞に対するわからなさと死生観、がん細胞の強靭な生命力と再生医療への有用性、患者から取り出されたがん細胞の所有権、様々な視点を内包しながら、活動は続いていく。
Artists:Human Awesome Error 福原 志保 (Shiho Fukuhara) & 蔡 海 (Chae Umi)
Artists:Human Awesome Error 福原 志保 (Shiho Fukuhara) & 蔡 海 (Chae Umi)
- 場所
- 1階 S2区画「Gallery of Manseibashi Station」
- 営業時間
- 11:00~20:00